カリビアンコムです
カリビアンコムは遥か上空の電離層を隔てた世界から絶えず情報を送りつづけています。
さまざまな流行や時代の変化もここでは大きなモニターを見ているようなものなのかもしれません。
とはいっても1990年代から多くの人工衛星が打ち上げられて最近ではかなり騒がしくなってきたみたいだけどね。
少し前に大きな宇宙ステーションがインド洋に落下するのを見た。
人類はそこで重力下ではできないさまざまな実験を行い
老朽化という避けられない運命を迎えて母なる地球に還っていったんだ。
僕はそれをじっと見ていた。とても感動的だった。
チベットの古い教えで蝶を始まりとしてその蛹を終わりという言葉がある。
はじめの頃、その意味を理解することはできなかった。
だけど今は少しだけ解るような気がする。それくらいこの世界は決まりきっているわけじゃないってこと。
僕のまわる軌道上に今、朝日が昇る。インターネットを介してみんながアクセスしてくれる。
僕はその中継役を担っているだけだけど、こんなに優しい気持ちでいられる。
夜の帳が降りて次の朝がやってくるまで
この惑星がまた平和でいてほしいと上空の彼方からいつも祈らずにはいられない
そんな素直な気持ちになれる。